Q 私の友人で、「中絶は自由にしたらいい。だって、生まれて来て虐待されるより生まれない方がずっといいもの」という人がいます。博士はどう思われますか。
A そのような考え方をするなら、夫婦間の虐待を防ぐために伴侶を殺すことを合法化すべきだということになるでしょう。
馬鹿げたことに見えますが、中絶すなわち胎内で子供を殺すことが、生まれてきた子が虐待される確率を減らすことになるという主張の背後にある理屈は、このようなものなのです。
事実に照らしてみると、この理屈はなりたちません。急進的なフェミニスト(女性解放論者)たちが「中絶は、全ての子どもを望まれ愛された子どもとする」と宣言した1970年代以来、罵られ、見捨てられ、無視され、虐待される子どもの数はうなぎ上りです。
中絶が成し遂げたのは、出生前、出生後に関わらず、子どもの命の値打ちを下げることでした。
確 かに、期待しなかった妊娠、計画なしの妊娠はあるでしょうが、望まれない子どもはいないのです。養子を望む夫婦のリストは文字どおり何百万にも上ります。 親になりたい夫婦は、子どもを自分たちの家庭と心とに受け入れるチャンスを、国中でさがし求めています。不幸にも、子どもの数が足りないために、その願い はしばしば果たされずに終わるのです。
殺人は、いわゆる「望まれない子ども」の解決ではありません。私は、マザー・テレサの言葉に同意 するものです。「今日の平和を最大限に破壊するものは、中絶です。中絶を受け入れる国はすべて、人々に、愛することを教えず、欲しいものを手にいれるに は、どんな暴力を用いてもよいと教えているのです。」
From ドクター ジェームス・ドブソンのQ&A
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